さて、「わたしの軸」コンセプトをまとめるにいたったいきさつと背景を。
※「わたしの軸」コンセプトサイトはこちらです。
これまでに書いてきたことをまとめると
- 「本当の気持ち」「本心」と思っているものが実は違う可能性がある。
- それは他者の価値観・感情かもしれない。
- 制限つき(ねばならない、してはならない)の信念・思いかもしれない。
- 「源」になっている感情が何か?も重要
というお話をさせていただきました。
こんなことを考えていたら、従来の、自分軸、他人軸・・・という表現がどうもしっくりこなくなりました。
結局は、自分が幸せ(もしくは不幸にならない)ための生き方ができるよう、整えた状態が、ザ・自分、ザ・私 ということになるわけで、ここれを「わたしの軸」(私の軸)(私軸)と呼ぶことにしました。
※ぶっちゃけ、他にいい表現がなかったので、わたしの軸、と言うことにした、というだけです。
公私(Public and private)の私、ではなく、Iとか、my selfの私です。
重要なのは選択力
そして、最終的に大切なのは、「選択力」だと思いました。
感情がどうであれなんであれ、最終的に、何かしらの言動を決めていくときに「選択」をしていきますよね。
その時の選び方が大事だなと思ったのです。
その基準をどこに置くかの話で、それを自分軸や他人軸という言葉で表現されてきたわけですが、結局は、それがどっちであれ、私にとっての幸せ(もしくは不幸ではない)生き方を選んでいけるようにしていくこと
です。
例えば、あるお客様の例です。(公開の許可をいただいています)
お付き合いしていた男性が、人柄はいい人だけど、転職を繰り返して、借金を抱えている、離婚歴があるが養育費の支払いが滞っている、結婚の話もあるが具体的に進めてくれない、等、うまくいかずに困っていた女性のお客さまです。
彼女は、「彼のこと大好き!本来の彼はとてもやさしくてまじめでいい人だから、彼が本来の彼らしく、問題を超えていくことを信じよう。今の彼を愛そう」
としていました。
周りの友達はみな彼との交際にあまりいい顔をしませんでした。
いい人だとは思うけど・・・って。
自分を整えて「選択力」を高めていく
彼女は、自分の本心としては「大好き」に基づいて、交際の続行を選択しているのですが、
本当にそれだけかと言うとそうではなくて、
どっかで彼に不満・不安があったし、彼の可能性を見ているなら、愛さなければならない、と思い込んでいたし、見返りを求めてはならないと思っていたけど、本当は結婚をしてほしかったし・・・で、信じようとしていたけど100%信じていたわけではなかたったのです。
つまり、彼への不満、不審、不安という感情があるのに、(という感情の源)
大好き(という感情の源)
を選び続けたために、他の感情を抑圧してしまっていたのです。
周りの友達のとりあわなかったのです。
そして「これが私らしい生き方だ」「私は彼を愛してるのだ」
と思っていました。
でも、これ、実は、
愛することと、思い込み、言いなりになること、ガマンすること、自分に嘘をつくこと、信じること等がくっついています。
(なので、私が個人セッションで行うのが、潜在意識に設定をしていく「ダウンロード」というのがあるのですが、この違いをダウンロードしました)
本当の私らしい生き方って、彼のことが大好きなのはいいとして、問題行動のある男性が彼氏でいいの?
その彼氏の可能性を100%信じてないのに、それ私らしいの?
実際、友達も、ちょっとまずい相手だよね?と言ってるよね?
という点をご自身がよくよく考えられた結果、別れを選択されました。
※なお、これ、問題だらけの彼が悪いとか付き合っていけないというわけではなく、そういう彼でも今の彼として100%受け入れられているのか?それで自分が本当に幸せだと感じられるのか?ということが大事、という意味です。
私の提唱している「わたしの軸」はこの選択力を高めていくために、自分自身を整えることであり、整えた自己、ということだと思います。
うまく説明できたのかどうかわかりませんが、そんないろんな思いをまとめて作ったコンセプト、もしお役に立てば幸いです。
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