「親ガチャ」はある
最近、「親ガチャ」という言葉を耳にします。
今日のネット記事でも、
「親ガチャ」とはようするに、自分の両親や生まれた家庭環境は選べない、いうなれば完全な運任せであることを、ソーシャルゲームの「ガチャ(=クジ引き)」になぞらえたネットスラングである。
親ガチャ、反出生主義…若者たちは「人生のネタバレ」に絶望している より
(ソーシャルゲームをしないので「ガチャ」の語感がピンとこない・・・けどなんかわかる気がする)
確かに
自分の両親や生まれた環境は選べない
ですよね。
両親や環境次第で形成される性格や価値観、人生はあります。
だから、カウンセリングとかセラピーはそれらを扱うわけで、影響がないなら、親や生育環境を扱う必要もありませんね。
この記事にもあるように、
自分が努力するかどうかよりも「運(親の遺伝子、親の所得、親が与えてくれる生活環境、人間関係)」が人生においては決定的にモノをいう。いや、それどころか「努力できるかどうか」すらも「運」によって影響を受けてしまう。これは世迷言ではなく、歴然とした科学的真実としてかれらの眼前に突きつけられている。
どんな親の元に生を受けるか?
それを、ガチャ=運次第
だと言うのは、子どもの立場では、そう思うのは無理もないことだと思うんです。
だって、産んでくれと頼んだ覚えはないし、ましてやこんな親や境遇のもとで生まれたかったわけじゃない。
そう思いますよね?
私は「親ガチャある」と思っています。
スピリチュアルな見地ではどうなるか?
ところで、スピリチュアル系の考えでは(真理?)
子が親を選んで生まれてきた。
魂があの世から、あそこに行くぞ!と「選んで生まれてきた」
と言われています。
親のせいじゃなくて、あんたが選んだんだよ!という考え方です。
本当にそうなのかもしれませんが、私にはわかりません。
あそこの家にいくぞ!と思って、生まれてきた記憶がないし、誰にも証明ってできないですしね・・・
この「選んで生まれてきたのは私」論にはメリットがあります。
- 自分の環境を受け止めることができる(場合がある)
- 自分が選んできた=主体的に自分の人生を自分で選択していく強さとモチベーションを持つことができる(場合がある)
なので、親子関係や生育環境に起因する問題を抱えているお客さまに、「選んで生まれてきたのは私」論を説明するスピリチュアル系ヒーラーさんはめっちゃ多いです。
もちろん、この考え方が悪いわけでもなんでもありません。
でも、これを相手の状況や心情をおもんばかることなく、スピリチュアルの常識として、軽々に伝えることは、かえって、お客さまをつらくさせたり、こじらせます。
- そんなこと言われたって、選んだ覚えないし(怒)
- 私が選んだとしたら、私めっちゃ自分が不憫すぎてかわいそすぎます。
- 私が選んだとしたら、なんで私はあんな親を選んだんだろう(という怒りと自責の念)
こんな気持ちになる可能性が大です。
例えば、親から虐待されて育った人、その日食べるものもない貧困時代があった人・・・・そんな人を前にして、サラッといえるようなことではないと思いませんか?
というわけで、楽になるつもりでセッション受けたつもりが、かえってしんどくなった、お金の無駄遣いだった。
そう思わせてしまう可能性があるのです。
結局、続けてセッションを受けていただけないので、ヒーラーさん自身にとっても、いいことではありませんよね。
もし、この「選んで生まれてきた」論をお話するなら、配慮が必要です。
受け入れがたいお話かもしれないけど・・・などの前置きを忘れない。
信頼関係ができている段階でお話する。
ご本人にスピリチュアル的なものへの抵抗感がなさそうな方のみに伝える。
魂レベルの違い
同じ親から生まれても、まったく違う生き方をするきょうだいもたくさんありますよね?
親や環境だけでは説明できない何かが影響しているとしか言えません。
「魂」が違うから、としか言いようがない気もします。
そう思うことで、少しでも心穏やかになれる、主体的に人生を切り開くきっかけを持てる、ならありじゃないかと思います。
スピリチュアルの強みは、証明できないからこそ、説明のつかないことに、理由付けできる、ことにあると思います。
「魂」が何度も生まれ変わっているのなら、過去世からの影響も、ひとそれぞれだし、きょうだいであっても違うし。(過去世を信じるかどうかもありますが・・・)
過去世リーディング、ヒーリング、セラピーができる人の強みはここにありますよね!
唐突ですが・・・
そんな千差万別の魂が集まって生きているわけですが、若者から、社会ではなく人生を「諦観」させてしまっているのが、日本に限って言うと、この国の社会・経済状況だとしたら、
それを変えるために誰もができることってなんだろうか??
と考えると、
親がどうであれ、家計が貧乏か裕福であるか、に関わらず平等・公平なのが「選挙権」だなと思ったのでした。
(18歳以上という年齢制限はありますが)
最近は世襲の議員、候補者が多いので、やっぱり生まれ持った環境で全部決まっちゃうじゃん!とは思います。
でも全員が世襲じゃないし、嫌なら落とすことも可能です。
選挙には行かないという集合意識(無意識)が、違う選択をしたらどんなことが起きるんだろう?
個人的には、この「集合意識」がどうなるのか?に興味あります。
給付金一律10万もらえるときは、みんな必死に手続きして提出したわけで。
その10万分の1以下のモチベーションでもいいから、投票用紙に名前かくーという簡単なことをみんながやったらどうなるんだろう?
個人セッションを
受けてみませんか?

あらゆる癒しのお仕事をされている方、心に興味のある方、深い気づきをもたらす提言・提案型の個人セッションを受けませんか?
癒し手の方には、セッション力アップに役立つアドバイス満載で好評。