さて今日のお話は、
カウンセリングって何をやるのか?心理療法(セラピー)って何をするのか?
のお話です。
最近もまた新しいお客様にご利用いただく機会が増え、
カウンセリング自体が初めてです!
という方がほとんどです。
改めて、
カウンセリングと、心理療法(セラピー)について。
カウンセリングって?
自分のために時間とお金を投資する
人って話を聞いてもらうだけで、
ラクになることってありますよね?
でも、家族や友達には言えない話とか、
毎回聞いてもらうのも、身近な人にほど
申し訳ないと思ってしまいます。
それをちゃんとプロの人に
お金を払って聞いてもらう。
実はこの「お金を払って」に意味があります。
なぜかと言うと、前述したような心配が不要だからです。
守秘義務があるから誰にも言わない
家族や友達じゃないから気遣いがいらない。
それをサービスとして提供している人に
お金を払うのは
実は、ご自身のため、なんです。
↑これ、私の仕事の正当化じゃなくて、必要性ですからねー
それに自分の時間とお金を使っている場合は、
必死になります。
だから自分のテーマに真剣に向き合うから
友達とただお茶したり、飲みに行くのと
全然違うわけです。
実際、私が最初にクライアントとして利用し始めて、
感じたことです。
カウンセリングでやること
自分の心を整理し、自分なりの答えを見つけていくものです。
実は、お話をされている側も
何が困っていることなのか?
何にストレスを感じているのか?
何をどうしたいと思っているのか?
わからない
ことって結構多いんですよね。
あれこれ考えちゃうから。
それをきちんと明らかにすること。
そして、自分なりの答えを見つけていくこと。
そのために、カウンセラー側から
必要な心理知識や経験に基づいたご提案はさせていただきますが、
最終的に決めるべきことはご自身で決めていただく
そのためのお手伝いをさせていただきます。
「心理療法(セラピー)」ってなに?
実はこれがいちばんご質問でお答えが難しいんですよね。
というのも、
「心」という目に見えないものを扱わせていただくので。
私のカウンセリング(+コーチング・コンサルティング)では、
頭の整理をしたり、新しい視点、考え方、物の見方を
知っていただくことで、
心の整理がついたり
変化することは可能です。
しかし、それだけでは大きく変われないこともあります。
なぜかと言うと、
「心」の奥底で、変化することを拒む何かがあるからです。
その奥底にある傷みをケアしたり、
変化を阻む心の制限を取り除いていくためには、
「セラピー」と呼ばれる心理療法を行います。
「心」そのものにアプローチしていくものです。
と言われても
やっぱりわからないですよね?
(私もそうでした)
「心」が動く体験ってありますよね?
例えば、旅先で
雄大な山やきれいな海など、
すばらしい景色を観てスッキリした~癒された~と思うことってありますよね?
明日からまたがんばるぞ~とかね。
それは実際にその場に行って体感して得られた感覚ですよね。
山や海が直接あなたに
何かをしてくれたわけでもないのに
あなたの心を
山や海は動かしてくれたわけです。
それと同じように、セッションでは
「心を動かす」ために場面を設定したり、
過去の記憶をたどっていくことだったりします。
それは小学校の時に、友達とケンカしたことかもしれません。
大人になって失恋したあの体験かもしれません。
お父さんやお母さん、
元カレ・元カノと遊んだあのことかもしれません。
職場で仕事のミスを責められてつらかったあの日の私、かもしれません。
そんな風に、あなたの心が何か動く場面が
山や海のようなもの。
あなたの心がなぜがスッキリしたり
あったかい気持ちになったり
うれしくなったり。
そんな「心の動き」があると
今、あなたが持っている問題、課題、現状を動かす、変化させることが期待できます。
これが心理療法(セラピー)と言われるものです。
個人セッションでは、
カウンセリングに加えて、必要に応じて心理療法(セラピー)を行います。
その場合、基本個室の部屋です。
一部、喫茶店などのオープンスペースで可能なものもあります。