昨日の続きです。
今日は、
「変わりたい」という願望について。
カウンセリングでもすごく多いのです。
そうでなければ、カウンセリングを受けようと思わないでしょう。
もちろん、
いい方に変化したい。向上したい。
これが悪いわけではないと思うのです。
ところがこんなケースがあります。
実際に大きく変わることではなく、
「変わりたいと思っている私でいること」
がモチベーションだったりするのです。
変な表現になってしまったのですが、伝わりましたでしょうか?
このモチベーションを持っていると
自分がすごい人のような気がしたり、
かっこいい気もしちゃったりします。
でも、深いところでは、
「いつも変わりたい願望を持っていないとダメな人間のような気がする」
という怖れが潜んでいたりするんですね。
(もちろん、すべてのケースが、というわけではありませんし、
怖れと言ってもいろんな怖れがあると思います)
ですので、
変わろうとしなくていいんだよ
ありのままの自分でいいだよ
と言われてしまうと、
ラクになるどころか、落ちつかない気分になります。
隠している「怖れ」がチラつくから。
なぜこんな「怖れ」を持つようになってしまったのでしょうね。
怖れの正体は知っておいた方が
「変わること」がもっとラクになるかもしれません。
変わらなくてもいいものが見つかるかもしれません。